やはり迷走してしまう長崎県の人口流出対策
長崎市の人口流出件数が全国ワースト1位を記録してしまった問題について、さっそく県が対策をやらかしてしまっております
今回はそのことの顛末を見ていきたいと思います
SNSフォロー強制か?
今や若い世代のコミュニケーションツールとして欠かせない存在となっているSNS
しかし、長崎県立高校に通う3年生から「とあるSNSページをフォローするよう教員から言われている」といった疑問の声が上がっている
長崎出身者でつながって、ふるさとを盛り上げましょう!と書かれたこの1枚のチラシ
中には「チェックして先生に渡してね!」と記載もされています
実はこれ、高校卒業予定者に対して、今後も地元と関わってもらおうと長崎県が開設したアカウント「つながるナガサキ」を知ってもらうチラシ
4月から本格運用を予定しているが、生徒が教員に報告するためのチェック欄が設けてある
学校側からこんなものが配られたのでは、生徒側は強制かよと受け取られても仕方ないですよね・・・
本来つながる対象は"自由"なはずのSNSになぜ学校や県側が介入してくるのでしょうか
背景は極めて深刻な人口の流出
以前の記事でも紹介したが長崎県は深刻な人口流出に悩まされている県である
どれくらい深刻化というと、長崎市が全国市町村のなかで流出ワースト1位を取るレベルである
どこもそうであるが、人口流出者の8割以上が若年層になるため、将来を担うはずの若者が定着しないというのは県にとっては問題なのである
迷走する対策
県と教育委員会は各公立高校に「若者定着のためのSNSによる情報発信への協力について」と題した依頼文書を送り、卒業予定の生徒にフォローを指導するための教員向け手順書まで添えている
3月15日までに何人のフォロワーを獲得できたのか、その数を取りまとめ高校教育課に報告するよう求めている
なぜこんな案が通ってしまうのか?それがわからない・・・
田舎の公務員らしい発想の限界というものがそこにある気がしてならない
流出自体は至極まっとうな結果
とはいえ私自身は長崎を離れるといった若者の決断事態は至極まっとうであると考えている
観光地としての魅力は多少なりともあれど、定住する魅力はあまりないからだ
仮にも、仮にも私が県内の若者と接する機会があるとすれば、確実に県を離れるようにアドバイスを行うであろう
結局のところ定住するかどうかについては生活基盤が置けるかどうかでしかない
そういった意味で長崎県はライフワークバランスが取りにくいことが一番の問題ですよ!!
県の力をつけるため長期的な戦略が必要
いつもならこのブログは文句を言うだけ言ってはいさよならであるが、やはり長崎県に住むものとしてこの問題は見過ごせないのかもしれない
※とはいえ、私自身地元を離れる選択もなくはない
ここはやっぱりどしっと腰を据えて長期的な戦略案をださないとダメなのである
そして長期戦であるからこそ早急な対応が求められる
今回私がズバリ提案したいのが、「佐世保市をプログラミングに強い街にする」である
市内の小学生~大学生までの若者?を中心にプログラミングの指導を行っていく
形態は自由であるが、学校教育の一環として取り入れてもいいし、塾という形態でもよい
学生を中心としたプログラミング教育を発展させていくことが、これからの時代に求められる県の力を養っていくことができる
プログラミング教育が浸透していけば、子供に論理的思考能力が身に付き、学力向上にも期待できるであろう
市内のプログラミング力があがれば、全国・世界で活躍できる人材の輩出や企業誘致にもつながる
プログラミングなんてのは場所を問わないのもその利点の一つ
単に企業誘致すればいいというわけでもなく、労働条件についても既存の薄給高稼働を無くしていくことが重要である
プログラミングに強い街 なんかいい響きじゃありませんか?
目指す際はぜひ私にも1枚かませてください>_<