SNSで頻発する自爆テロについて
すき屋
大手牛丼チェーン「すき屋」のアルバイト店員が迷惑行為をSNSに投稿し、炎上した問題はワイドショーが苦言を呈するなど波紋を広げている。
そして、ネット上ではトラブルが起こった店舗はもちろん、「股間におたま」など動画を撮影・投稿した3人の学生の個人情報を特定する動きが活発化した。
動画では「くびかくご」のテロップを入れて、笑みを浮かべながら悪ふざけを行った3人。
この騒動を受けて運営元のゼンショーホールディングスはホームページで謝罪。
「当社従業員が当社の運営するすき屋の店内において、不適切な行為を行ったことがWeb上への動画掲載により判明いたしました。お客様には大変不安・不快な思いをさせてしまいましたことを心より深くお詫び申し上げます」と陳謝
「当該行為が行われた店舗および従業員はすでに特定しており、本件に関与した従業員は社内規定により処分いたします」と言及した
クビだけで済めばいいのであるが・・・
くら寿司
くら寿司が不適切動画で炎上した問題で、運営元のくらコーポレーションは謝罪と共に、迷惑店員に「法的に厳粛な対応」をすることを宣言した。
迷惑動画を撮影・投稿したのは2人の男性アルバイト学生。大阪・守口市の店舗で、生魚をゴミ箱に放り込み、再び調理する模様を笑い声とともに収めた。また動画にはテロップに「きちがいではないって」と記載されており、すき屋との類似点も多い。
くら寿司によると、動画に移っていた切り身はその場で破棄していると述べているが真偽は怪しい。客の口に破棄したと考えると妥当かもしれない・・・
今回の件もネット上では行為を働いた店員の個人情報が次々と流出した。
ビックエコー
カラオケ店「ビックエコー」の従業員ユニフォームを着た人物が、不適切な行為をする動画がネット上に出回っている。
問題となっている動画は、からあげとみられるものを複数取り出して、両手で地面にこすり付けてそのまま揚げようとする様子が写っている。
この動画は、およそ2か月前にネット上に一度投稿され、すでにビックエコー側が対応を進めていたものだった。社内調査を進めてきたが悪質なことから、警察に被害届を出したという。
結果的に2月になって蒸し返され今になって炎上という形をとっている稀有な例かもしれない。
安い労働賃金の代償か?
ここのところ頻発している不適切動画であるが、決して今に始まったことではない。
なくならないSNSへの不適切動画投稿の背景には人を選ばない誰でもできる単純労働者の悲しい賃金形態にある?
学生の身でありながら、アルバイトをしなければならない状況にある家庭環境は決して裕福ではないのだろう。
親の年収と子供の学力は比例してしまうという悲しい統計結果が存在しているので、高校生アルバイターというのはバカである可能性が高いのである。全てがそうであるとは思わないが、雇う側としてはリスクのある雇用であることを肝に銘じておかなければならない。
明るみにならない不適切行為
ここ最近これだけ明るみになる従業員の不適切行為。
ネットの普及により明るみになることの多い不適切動画であるが、明るみにならない不適切な行為も確実にどこかで起こっているはずだ。
すき屋・くら寿司・ビックエコー等偶然明るみになってしまった事案であるが、もはやどこも信用ならない現状にあると思う。
消費者としてできることは同様の事案が発生しないよう情報を発信し続けること、もしくは利用を控えるという感じになるだろう。