アニサキスの恐怖に打ち勝てるのか
お刺身と言う生食文化が発展している日本では決して他人事ではなく、釣ったイカを楽しく頂くためにもアニサキスについての知識を今回はつけていこうと思います
とりあえずは能書きから
アニサキスとは
食中毒の原因寄生虫として知られる
主にカツオ、ニシン、サバ、イカ等の内臓に寄生していることが多いが、全ての魚介類に寄生することができるため注意が必要である
アニサキスの最終宿主はイルカやクジラの海生哺乳類で、成虫はその腸管に棲息する
カツオ、ニシン、サバ、イカ等はあくまで中間宿主であり、中間宿主が最終宿主に捕食されることによって成虫へと進化することができる
ヒトの体内では成虫になることはできず、かといって中間宿主でもないため体内に摂取後、数日で死ぬか排泄される
結局のところヒトは寄生対象ではないため、摂取しても問題はない・・・とはいかない
次はアニサキス食中毒の主な症状を見ていく
アニサキス食中毒の主症状
大まかに３つに分類される
胃アニサキス症
アニサキスが胃に侵入する症状
アニサキス症にかかる人の大半はコレ
食後、数時間して激しい上腹部痛、悪心、嘔吐をもって発症する
胃内視鏡検査で発見されることがほとんど
腸アニサキス症
アニサキスが胃を通り越して腸まで侵入する症状
食後、数十時間して発症するケースもあるため要注意
胃アニサキス同様、上腹部痛、悪心、嘔吐といった症状他、腸閉塞、腸穿孔を併発することも
消化管外アニサキス症
まれだが、アニサキスが消化器官を貫通脱出し、体内を移行する場合がある
こうなるとやばい
症状が出たらお医者さんで内視鏡検査を受けよう(/・ω・)/
私はアニサキス症にかかったことはありませんが、噂ではのたうち回るほどの激痛とかなんとか・・・
激痛に耐えうる人は数日で死滅するのでほっといてもいいんでしょうが、病院に行くのが一番ですかね
とはいえ、アニサキス症にかからないのが一番なのですが
アニサキス症への対策
結局のところ一番の対策は生で食べずに加熱すること！
これに限りますね
60℃で1分加熱するとアニサキスは死滅します
とはいえ、やっぱりお刺身で食べたい！
そんなときは冷凍保存
－20℃で24時間以上冷凍することでアニサキスは死滅します
一度冷凍後、解凍することで安心安全にお刺身でも食べられます
とはいえ、一般家庭の冷凍庫はー20℃ないので24時間の冷凍では足りません
48時間以上冷凍するのが無難です
ちなみに冷凍すると、釣りたてのコリッコリッっといった食感はなくなり、トロッっとした食感になります
冷凍したくない人は目視勝負！
冷凍したくない人は目視でがんばりましょう
イカの切り身をライトに透かしてちょっとでも怪しい部位は取り除きます
具体的には白濁した場所があれば要注意です
こんな箇所を見かけたら要注意(/・ω・)/
アニサキスが潜んでいるものと考えましょう
アニサキスの特徴として、体に少しでもキズが入ると死滅します
その特性を利用して、ネギカッターを使うのもその場しのぎの対策としてはよいです
お刺身上に切る前に、ネギカッターで飾り包丁をいれちゃいましょう
運よくアニサキスもろとも切れてくれればラッキーですね( *´艸｀)
なってからでは遅いアニサキス症
アニサキスとは何かを知り、対策を立てて安全安心なエギングライフを楽しみましょう(; ･`д･´)
